主な活動
平成26年度
■女性のための健康応援セミナー(一般社団法人日本家族計画協会後援助成事業)
日時:平成26年9月7日(土)13:00~15:00
場所:岩手医科大学循環器医療センター 9階 第1講義室
講師:秋元義弘先生(岩手県立二戸病院産婦人科科長)
月経や妊娠の仕組み、緊急避妊薬など女性の健康についての情報提供、近年話題になっている卵子の老化、妊娠・出産には限界があることなどについてもお話を伺いました。
■研修会「医療現場に伝えたい接遇とマナー-ホテル・サービスNo1に輝いた秘訣-」
日時:平成26年9月28日(日)13:00~15:00
場所:岩手県立中央病院 4階 大ホール
講師:鈴木忠美氏((株)CYA マーケ 専務 鈴木忠美人財育成事務所代表)
講師の鈴木忠美さんは「僅か8ヵ月で東北・北海道エリアでホテル・サービスNo.1に輝いた秘訣」の著者であり、盛岡グランドホテルで総支配人を勤められたおもてなしの達人でした。患者様への対応のみならず、新人から上司の立場の皆さままで、すぐに活用できる具体的な内容をお話いただきました。
■講演会「夫婦会議をしてみよう!-産前・産後の夫婦のコミュニケーションを円滑にする秘訣」(中央地区支部主催)
日時:平成26年12月6日(土)10:30~12:00
場所:北上市さくらホール 小ホール
講師:渡辺大地 氏(アイナロハ代表取締役)
いまやテレビや新聞などのマスコミも大注目の大人気ブロガーの渡辺さんから産前・産後の夫婦のコミュニケーションを円滑にする秘訣を聞きました。夫婦会議をするヒントを得た時間でした。
■いいお産の日inいわて 2014
今年度は盛岡、そして一関の県内2箇所で「いいお産の日inいわて」を同時開催しました。
もりおか開催
日時:2013年11月3日(祝)12:30~16:00
場所:イオンモール盛岡 2階 イオンホール
内容:講演会「みんなで学ぼう 股関節脱臼の予防のしかた」岩手県立療育センター 診療部長 整形外
科医師 北川由佳先生
ベビーマッサージ、おなかの赤ちゃんの心音聴取、ハンドマッサージ・相談コーナー(母乳・育児・栄養、歯科)など
ベビーマッサージ、マタニティ・ヨガ、おなかの赤ちゃんの心音聴取、ハンドマッサージ、相談コーナー(母乳・育児・栄養、歯科)など
北川先生からの講演の後、ベビーマッサージやマタニティ・ヨガ、お腹の赤ちゃんの心音を聞くコーナー、各種相談コーナーなどにたくさんのご来場をいただきました。ありがとうございました。
いちのせき開催(県南地区支部主催)
日時:平成26年11月3日(祝)10:00~12:00
場所:一関公民館 3階 和室 (なのはなプラザ 3階)
内容:赤ちゃんのお世話コーナー(抱っこ・おんぶ・沐浴体験)、お腹の赤ちゃんの心音を聴く、いのちの紙芝居、ママへのハンドマッサージ、相談コーナーなど
一関近郊にお住まいの妊婦さん、赤ちゃんとパパ・ママが参加してくれました。ほっこり・あたたかな時間をいっしょに過ごすことができました。
■岩手県助産師会会員対象 研修会(教育委員会主催)
日時:平成27年1月11日(日)10:00~14:00
場所:岩手県立中央病院 視聴覚室
対象:岩手県助産師会 会員
内容:講演「知っておきたい女性と子どもの栄養について」
講師:アイクレオ株式会社 栄養士 百瀬佳子氏
ICM報告会
著作権セミナー伝達講習
■七ばんめのポッケ(盛岡地区支部主催)
開催日:毎月第2・4 土曜日 10:00-12:00、13:00-15:30
場 所:もりおか女性センター(プラザおでって5階) 生活アトリエ
内 容:妊娠、お産、産後のことについて、助産師がいろいろな相談に応じました。
赤ちゃんをお風呂に入れる練習やベビー肌着の手縫いなども行い、妊婦さん・ママさんに限らず、パートナーさん、おにいちゃん・おねえちゃん、おじいちゃん・おばあちゃんもたくさんご来場いただきました。
■思春期教育「いのちの教育」
県内の小・中学校・高等学校等で助産師による「いのちの教育」を行いました。
東日本大震災復興支援活動
岩手県助産師会では、各会員がそれぞれの場所で東日本大震災の復興支援活動を行っております。
■平成25年度の活動
■まんまるプロジェクト
震災の影響から子育ての悩みを抱えたり、孤独になりがちなお母さんを支援する「まんまるプロジェクト」。平成25年度も計42回、延べ462組のママさんや子どもたちに会うことができました。おいしくてからだにやさしいスイーツとハーブティを楽しみながら、ゆったり・ほっこり、そしてほっと安心できる、そんな時間をめざして活動しています。12月からは大槌開催も実現しました。
ハンドマッサージを受けながら助産師とゆっくりおはなし
* 平成24~25年度は、公益社団法人日本看護協会東日本大震災復興支援事業の助成を受け行いました。
■防災グッズや備えについての展示(いいお産の日inいわて)
災害は知っていればおおかたの対応が可能だといわれています。実際の災害時に妊婦さんや子どもたち、ママ・パパたちはどういう状況になり、何に困ったか、備えておくと役立つ数々・・・。いろいろな情報を「いいお産の日inいわて」の会場で展示しました。
■防災ブック「つよくかしこいママになる!いわてあんしんママぽっけ」の配布
東日本大震災時の妊婦さん、子育て中のママの体験談をもりこんだ、通称「ママぽっけ」。
今年度もたくさんのママたちへ配布いただきました。ご協力、ありがとうございました。
*この事業は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の助成を受け行いました。
■平成24年度の活動
■まんまるプロジェクト
震災の影響から子育ての悩みを抱えたり、孤独になりがちなお母さんを支援する「まんまるプロジェクト」。おいしくてからだにやさしいスイーツとハーブティを楽しみながら、ゆったり・ほっこり、そしてほっと安心できる、そんな時間をすごしていただく子育てサロンを中心に活動をしています。その他、子育て用品の物資援助や家庭訪問も行っています。
平成24~25年度は、公益社団法人日本看護協会東日本大震災復興支援事業の助成を受け行っております。
■大槌・子育てサークル「ひだまり」へのサポート
大槌町の被災されたお母さん達3名が中心となって立ち上げた子育てサークル「ひだまり」へ助産師として支援に携わっています。赤ちゃんの体重測定や母乳・育児相談、ハンドマッサージやベビーマッサージなどを行っています。
■防災ブック「つよくかしこいママになる!いわてあんしんママぽっけ」の配布
東日本大震災時の妊婦さん、子育て中のママの体験談をもりこんだ、通称「ママぽっけ」。
病院・産婦人科医院のみならず、各市町村、保育園、子育て支援センターなどからのお問い合わせをいただき、約35,000部をお届けしました。防災は知っておくこと、準備しておくことで大方、対応可能なものといわれています大震災を経験した岩手だからこそ、わが子を守ることのできるママへ・・・そのお役に少しでもなれたらと思っています。現在、若干の残部があります。ご希望の方は、問い合わせフォームに希望部数、送付先、担当者名を明記の上、ご連絡をお願いいたします。
*この事業は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の助成を受け行いました。
■支援者のための座談会―仲間と語ろうー 日本助産師会と共同開催
被災地で妊産婦・女性支援に携わっている助産師や子育て支援関係者を対象とした座談会を開催しました。今年度は大船渡市で、8月、2月の計2回開催しました。
第1回 日時:平成24年8月11日(土)10:30-16:00
第2回 日時:平成25年2月10日(土)13:00-16:30
どちらの会も会場は大船渡・盛駅前の「よしの珈琲」さん。講師は兵庫県立光風病院の臨床心理士 中谷恭子先生です中谷先生とともに、素敵な雰囲気の中、おいしい珈琲とスイーツを堪能しながらの穏やかな時間を過ごしました。支援者もそれぞれが抱えている事柄があるもの。自身の胸のうちを話し、仲間から言葉をもらい、また前を向いて歩く力をもらえる時間となりました。
平成22年3月~平成24年3月までの活動
■東日本大震災発生後から平成23年度末までの岩手県助産師会の活動を以下に示します。
主な活動の概要を写真とともにご紹介します。
■初動支援
主に役員が展開。3月11日から4月初旬までの活動でした。会員の安否確認やボランティア保険への加入、被災地となった沿岸部の病院・保健センター等施設訪問、そして被災し命を落とした乳児が着る産着の不足への対応として手縫い産着の提供を行いました。
(クリックで拡大します。)
■妊産婦と母子支援
避難所内に設置した新生児室での助産活動、電話相談窓口や母子相談室の開設、避難所での訪問妊婦健診、支援物資の受け入れと配布、被災妊産婦と家族の受入れ事業への参画、被災地にいる妊産婦・母子 を対象とした「ぽかぽかママサロン」の開催、子育てサークル活動での支援、他団体が行うプロジェクトへの会員派遣、妊産婦や乳幼児を抱えた母親の防災に対する自助力向上を目的とした防災ブック「いわてあんしんママぽっけ」の作成と配布、また福島県から本県に避難してきた妊産婦と母子を対象とした「ふくしまママつどいの会」を開催しました。
■女性支援
避難所管理者に向けた被災地女性のセクシャルハラスメント防止のためのチラシ作成と配布、もりおか女性センターとの協賛事業である女性相談事業の展開、他団体主催の事業への参画を行いました。
■助産師支援
被災会員への慰問や被災地にある病院施設助産師の慰問(お茶会・ハンドマッサージ)、臨床心理士による被災地で支援している助産師を対象としたこころのケア、これまでとこれからを考える助産師の集いの会の開催、そして震災後の「いのちの教育」で助産師として子どもたちに何を伝えるか等を話し合い、学ぶ「いのちの教育研修会」を開催しました。
■その他
その他の活動としては、いいお産の日に、妊産婦や母子、助産師を対象とした「防災講演会」を開催しました。また学会や研修会等での支援活動の実際について報告を行いました。
主な発表等
○平成23年10月2日 (宮城県仙台市)
日本助産師会 北海道東北ブロック研修会 情報交換会
「子育て女性健康支援センターの課題(被災支援事業を通して)」大坂 暢子
○平成23年11月26日 (岩手県盛岡市)
第45回 岩手県母性衛生学会学術講演会
シンポジウム「東日本大震災から今後の岩手県の母性医療を考える」
「社団法人日本助産師会岩手県支部による震災後の妊産婦と母子・女性支援の実際」 蛎崎奈津子
○平成23年12月17日 (岩手県滝沢村)
岩手県立大学看護学部 公開講座
交流集会「助産師による震災後の母子支援・女性支援 ~これまで、今、これから~」
「岩手県支部の活動を通して」 大坂暢子
平成23年度の活動は「2011 社団法人日本助産師会岩手県支部 東日本大震災支援活動報告集―助産師の心・手・思いー」にまとめました。