助産師とは
助産師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、じょく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子をいいます(保健師助産師看護師法より)。
主な仕事の内容
妊娠・出産・育児期を中心に、思春期から更年期までのすべての女性のライフサイクルの応援団として活動をしています。具体的には、妊婦健診・パパママクラスなどの出産準備教室、出産時のケアとお産介助、母乳育児支援、産後のこころとからだのケア、乳児健診、家庭訪問などを行います。また保育園・子育て支援センター、小・中・高校などでのいのちのお話や、更年期相談、健康づくり支援なども実施します。
助産師の数
出産の場所のほとんどが病院・医院となった現代。自宅や助産所での出産は少なくなりました。
そのため多くの助産師は医療機関で、妊娠期から産褥期(産後の時期)、新生児期をケアにあたっています。その他、各自治体(都道府県や市町村)の母子保健サービスに従事し、家庭訪問や乳幼児健診などを行う助産師もいます。また数は少ないですが、助産所を開業し、母乳育児支援、ベビーマッサージや育児相談など育児全般の支援、家庭訪問などを行う者もいます。岩手県には残念ながらありませんが、他県では出産介助を扱う助産所で働く助産師もいます。
令和2年現在の助産師数は全国で37,940名。岩手県には390名の助産師がいます(令和2年度「衛生行政報告例」(厚生労働省)より)。